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弁護士に相談しないデメリット

現在、インターネットの発達もあり、昔に比べて法律知識を得やすくなってきています。
特に、クリニックの先生は、頭が非常に良いこともあり、ご自身で調べて解決しようとされている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、弁護士に相談せずに、ご自身で対応しようとすると、以下のような大きなデメリットを被ってしまう可能性があります。

  • 精神的なストレスにより、本業に集中できない
  • 機会損失や、多額の返金による金銭的な負担
  • 将来的なクリニックへの悪評

1つずつ、ご説明いたします。

(1)精神的なストレスにより、本業に集中できない

1つ目のデメリットは、「精神的なストレスにより、
本業に集中できない」ことです。
ある意味、金銭的な負担以上に、
こちらの負担を感じられている先生は多いものと思います。

トラブルになっている患者様は、アポ無しでクリニックを訪れては、何度も面会・説明を求めてくる方も少なくありません。返金の請求や、賠償金の請求をしてきたりすることも多々あります。

こういった患者様に、医師本人が1件1件対応していては、本業に集中できなくなってしまいます。

私もこれまでに、精神的に参ってしまって、本業に集中できなくなったことで売上げが減少したり、同様のトラブルを繰り返してしまった先生を見てきています。

場合によっては、患者様からのクレームがトラウマになってしまい、自信を失ってしまい、クリニックの経営に大きな打撃となってしまうこともあります。

(2)多額の返金や、機会損失による金銭的な負担

目に見える大きなデメリットとしては、金銭面の負担が挙げられます。

まず分かりやすいのは、返金や賠償金の請求による負担です。
多くの場合、患者様の要求は、金銭を取り戻すことです。
しかし、クリニック側に落ち度がないのであれば、返金すると、無料で手術してあげたことになってしまいます。

また、見落としがちなのが、機会損失による売上低下です。
美容整形の場合、顧客単価は数十万円~数百万円になります。
生涯のライフタイムバリューを考えれば、さらに高額になります。

トラブルになっている患者様との対応を医師本人が行うと、時間を取られてしまい、せっかく売上を得られる機会を逃してしまうことにもなりかねません。

(3)将来的なクリニックへの悪評

トラブルになっている患者様は、疑心暗鬼に陥りがちです。

その場では金銭面の要求が収まったとしても、そこで安心するのは要注意です。

後日、ネット上で、誹謗中傷のようなコメントを残されてしまったり、悪評が広まってしまうことで、クリニックの評判を下げてしまうことがあります。

ネット上の誹謗中傷は、書き込んだ本人を特定することが難しく、一度広まると取り返しがつかなくなります。
場合によっては、直接的なクレーム対応以上に、時間とお金がかかってしまうこともあります。

 

こういったデメリットを未然に防ぐためにも、まずは、経験豊富な弁護士に相談されることをお勧め致します。

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